宮古島(ナガサキアゲハ)
- いつざい あおき
- 2024年7月3日
- 読了時間: 2分
与那国島でいろいろと迷蝶が採れているのに背を向けて、6月23日から25日、宮古島に行ってきました。飛行機の便の都合で、実質2泊2日のスケジュールです。目的は3つありました。
①ジャコウアゲハ宮古亜種の採集
②ナガサキアゲハの確認
③大物迷蝶の採集 まず、ジャコウアゲハ、これは宮古島市では採集に制限があるので、事前に許可を取りました。それなのに、なんと2♂を確認しただけで、母蝶を得るために行ったのですが、♀は目撃すらできませんでした。
一方、2000年前後から有尾型♀も含め継続して記録されているナガサキアゲハを、自身では数年確認できていなかったので採集したかったのですが、こちらは多くを見ることができました。採集され始めた頃は、西表島の経緯を踏まえ「真っ白なナガサキアゲハ」が出現するのでは?と期待の声もありましたが、残念なことに沖縄島で得られる程度のものしか得られていません。進入元は沖縄島と言われています。 過去にはルリボシタテハモドキやアジアテングチョウなどの記録がある宮古島。最近では、クジャクアゲハ(そう言うとびっくりしますが、ヤエヤマカラスアゲハもクジャクアゲハです)中国亜種の記録もあります。迷蝶も目を凝らして探したのですが、見つけられませんでした。 採集は『琉球列島採集観察地ガイド』でも紹介した大野山林で2日とも行いました。転戦も考えたのですが、さらに状況が悪いことも考えられたので止した次第。

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