石垣島(再びクルーギールリマダラ)
- いつざい あおき
- 2024年8月12日
- 読了時間: 1分
コモンマダラ系の迷蝶がまだ入っていないかと8月10日も蝶を探していたところ、ポツポツ降り始めました。しかし、雨中にもかかわらず、ミナミコモンマダラの♂を採集できました。本種ですが、八重山諸島で採集されるのはほとんどが♀です。♂はなかなか得られません。ちょっと気をよくしました。
雨も落ち着きましたので、欲をかいて、さらに採集を続けます。こういう時、二匹目のドジョウにはなかなか出会えないのですが、センダングサの花場で吸蜜するツマムラサキマダラの向こう側に、明らかに異質の茶色いマダラがいました。すかさずネットが出ます。 そうとう破損していますが、クルーギールリマダラの♀でした。おそらく台風3・4号によって飛来した7月26日に採集した♀と同時期に飛来したと考えています。交尾痕も確認できたので、ひょっとしたら、産卵を済ませている可能性があります。マルバネルリマダラなどとさして変わらない食性と思われますので、期待は膨らみます。 1996年9月に本種の海南亜種が西表島で多数記録されました。諸説ありますが、僕はこの時は発生したと考えています。
ごめんなさい、2♀目の採集地はここには書きません。

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