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石垣島(ヤエヤマカラスアゲハ)

更新日:15 時間前

 寒暖の差が激しい冬の八重山です。気温が少し高くなり、晴れ間が見えたら採集に出掛けます。狙いはアゲハ類に代表される低温期型です。日長の問題なのか気温の問題なのか浅学の小生にはわかりませんが、いくつか特徴があるので、書き記しておきます(ここで言う低温期型とは非常にざっくりしていて、秋型、冬型、春型と称した方がいいものも含んでいます)。


コウトウシロシタセセリ:後翅白斑に接する外縁の黒点列が小さくなり、分断されるものもある。

オオシロモンセセリ:後翅裏面の白斑が減退する。

チャバネセセリ・トガリチャバネセセリ・ユウレイセセリ:後翅裏面の白斑が消失傾向にある(同定が難しくなる)。

ジャコウアゲハ:前翅裏面の翅脈上に赤斑が発現する個体が混じる。 ベニモンアゲハ:後翅白斑に赤色鱗が塗布されたような個体が混じる。

クロアゲハ:全体に小型化して、弦月紋が明瞭になる傾向がある。♂に顕著で、時に後翅表面に弦月紋が発現する。 シロオビアゲハ:全体に小型化して、白帯が発達する傾向がある。 ヤエヤマカラスアゲハ:全体に小型化して、弦月紋が明瞭になる傾向がある。

アオスジアゲハ:本種の先島諸島産は青色帯が広いという特徴があるが、第1化はさらに青色帯が広くなる。また過剰紋の異常型が多く得られる。 ミカドアゲハ:中央青色帯が広くなり、裏面が少し金色に光る。後翅に過剰紋を有する個体も得られる。 ミナミキチョウ:黒色斑が減退傾向になる。

タイワンキチョウ:表面の黒色斑が弱くなり、特に♀の前翅端裏面の褐色斑は発達する。

ウラナミシロチョウ:♂の前翅に黒斑が発現する。

ツマベニチョウ:前翅端が尖る。

タイワンシロチョウ:♀は黒色斑の発達が悪くなる。

ナミエシロチョウ:♂は無紋に近くなる。♀も黒色斑が減退する。♂はカワカミシロチョウと混同しやすいので要注意。

ウラギンシジミ:前翅端が尖る。また、雌雄ともに表面の斑紋が発達する。 イワカワシジミ:後翅白斑列が発達する、♀に顕著。奄美群島産はさらに顕著。

オジロシジミ:裏面黒斑が消失の傾向にある。

アマミウラナミシジミ:♀の青色部分が明るく広くなる。

ルリウラナミシジミ:♀の瑠璃色部分が広くなる。

ハマヤマトシジミ:♀の表面の青色部が著しく発達する。

ヤマトシジミ:♀の表面の青色部が著しく発達する。裏面の黒斑も発達が悪い。 ヒメシルビアシジミ:♀の表面の青色部が著しく発達する。裏面の黒斑も発達が悪い。

タイワンクロボシシジミ:裏面の斑紋は減退傾向にあり、前翅表面に白斑が発現する個体もある。

ヤクシマルリシジミ:裏面黒斑が減退する。♀の瑠璃色部は大きくなり白色化傾向にある。

クロマダラソテツシジミ:裏面の斑紋に乱れを生じた個体が多く得られる。

ヒメアサギマダラ:裏面の白色鱗が発達する個体が得られる。 ヤエヤイチモンジ:♂の前翅端の白斑が発達する。 リュウキュウミスジ:白帯が広くなる。

イシガケチョウ:黒斑が、特に♂で減退する。

スミナガシ:小型化する。

タテハモドキ:翅形は尖る。斑紋は高温期型と顕著に異なり、眼状紋の無い枯葉模様になる。

アオタテハモドキ:翅形は尖る。裏面の斑紋が滲むように見える。

イワサキタテハモドキ:翅形は尖る。裏面の光沢は鈍くなる。

マサキウラナミジャノメ:大型になり、眼状紋を過剰に有する個体が多くなる。

リュウキュウヒメジャノメ:白帯が太くなる傾向にある。そして、裏面眼状紋が小さくなる。 ウスイロコノマチョウ:眼状紋は未発達、枯葉模様になり変異が大きい。


しれっと一部に加筆等の修正をしてあります(2026年2月15日)。



 
 
 

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